10月5日 (水)  再訪問のこと

来年の2月から3月にかけて、もう一度ハーバード大学を訪れることが決まったのは、夏休みをいただいて郷里に帰る少し前のことでした。アーキヴィストの見習いをさせていただいている研究所の研究員の先生が、ハーバード大学で行われる講演会の話者として招かれ、そのお供として、わたしも連れていっていただけることになったのです。

2月の末というのは、日本では先生方がいちばん多忙な時期にあたります。このような時期に、10日近くも持ち場を離れてのんびりしていられるのは(といっても、のんびりしているぶんお仕事はしていないことになるので、そのあたりはお給料が減ることになって困りますが)見習いしかいません。そういう理由と、招かれた先生が女性で、お供は女性のほうが都合がよい、という理由で、おそらくわたしに矢が立ったものと思われます。とても貴重な機会を思いがけなく再びいただけることになり、なんだか嬉しいような、どうしようか、という気持ちです。

今回の訪問期間が長いのは、ハーバード大学のほかに、ニューヨークのコロンビア大学にも出かけることになっているためです。ハーバード大学では先生だけが正式な講演を行い、わたしはそのお手伝いと、非公式なお話の会をすることになっているのですが、コロンビア大学では、先生もわたしもそれぞれが話者としてお話をすることになっています。

ハーバード大学とコロンビア大学は、がんばれば自動車でも行き来のできる距離にあるので、聴きに来て下さる方が重なる可能性があります。遠い距離を移動したのに、同じ話を2回聴くことになってしまうのは申しわけないので、まったく異なるお話をしなければなりませんね、と、先生と話しています。

写真は、母の里からいただいた大きな茄子です。母の里の墓参りに出かけたおり、このような茄子を10個ほども頂いてきました。ここまで大きくなっているのに、切ってみると種がほとんどありません。そこで、さいの目に切って油通しをし、麻婆茄子のようにして頂きました。

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