10月15日 (日)  ポウポウのこと

きょうは、父が上京してくることになっていましたので、時間をあわせて会い、お嬢さんの手術の承諾書にサインをしていただきました。

父はときどき政治の仕事をしています。きょう上京していたのは、もうすぐ告示される地方選挙に際し、候補者になってほしい方に立候補のお願いをするためであったそうです。午前に会議をし、すぐ新幹線にのって東京に出かけて面会をし、帰ってまた会議をしなければならないと忙しそうにしていました。

父からは、きのう道の駅で求めたものですということで、たくさんの野菜と果物をおみやげにいただきました。車に乗って買いに出かけたのでたくさん買ってしまったのだけれども、お嬢さんが持てる分だけにして、あとは小包で送りますとのことでしたが、それでもいただいた紙袋はずしりと重く、ようやっと持って家に戻りました。

帰宅して袋をあけてみると、きゅうりが10本、バートレット梨が3個、ししとうとピーマンがみっしり1袋づつ、モロッコいんげんがみっしり2袋、ヤーコンが5本、ポウポウが7個入っていました。

ポウポウはお嬢さんが大変好む果物です。大きさは小さな茄子、もしくは大きめのハムスターほどで、色は薄緑色(はやと瓜やひょうたんのような色)をしており、すべすべしています。いただく時には皮をごく薄く剥き、中に入っている大きな種をよけながら、ねっとりした果肉をいただきます。果肉は、酸味の全くない、たいへん甘い味で、バナナとマンゴーを足したような強い南国の香りがします。

このようにエキゾティックな風味を持つ果物でありながら、ポウポウはお嬢さんの郷里のような寒い地方でよく育ちます。むかしは、多くの家にポウポウが育っており、お嬢さんの狙うがままになっていたのですが、木にも寿命があるのか、最近は郷里でもめったに見かけなくなりました。

ポウポウの大きな種子は、播くとよく発芽するそうです。きょういただいたポウポウも、種子を洗ってとっておくことにしました。まうかめ堂さんにでも播いていただこうと思います。

写真はハーバード大学の構内です。この花は姫リンゴかカイドウリンゴであると思います。

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