10月17日 (火)  秋野菜のこと

先日は、日曜日に父と会ったおり、父からたくさんの野菜をおみやげにいただいたことを書きました。

父は、日曜日に上京する前日、「道の駅」に立ち寄る用件があり、そこでたくさんの野菜を求めてきたようでした。

お嬢さんの里には、たくさんの「道の駅」という施設があります。道の駅は幹線道路や観光道路にあり、高速道路のパーキングエリアのような役割を果たすほか、地域のめずらしい産物が直売されています。この季節は秋の収穫期でもありますので、特にたくさんの産物が売られているのでしょう。

このようなわけで、週末からきょうにかけて、お嬢さんは一挙に野菜長者になりました。

ばれいしょやヤーコン(これは、野菜なのか果物なのか、いまひとつ判断できかねるふしぎな食物です)などは保存がききますので、そのまま箱にしまっておくことにし、きょうはさっそく胡瓜と玉葱を使って、チョルバン・サラトスという種類のサラダをこしらえました。

このサラダは、日本語にすると「牧童風野菜サラダ」になるのでしょうか。材料を小切りにしてあえるため、さじですくっていただくことができます。以下にだいたいの作り方を書いておきます。

1、きゅうりは両端を切り落し、皮引きで数本皮を引いて縦縞もようにしたあと、縦に四等分してから1センチほどの小口切りにします。

2、玉葱は、ハンバーグに加えるぐらいの粗さのみじん切りにします。

3、ダイストマトの缶詰め、もしくはマリネされたトマトの缶詰めを器にあけ、取り残しの皮やへたを取っておきます。生のトマトを用いる場合には、湯にくぐらせて皮を取ったあと、きゅうりと同じぐらいの小切りにし、なるべく種をとっておきます。

4、玉葱、きゅうり、トマトをボウルに入れ、レモン汁と塩とオリーブ油で調味します。

5、野菜と調味料がよくなじんだら、タッパーにあけて冷蔵庫でよく冷やします。

色あいや口あたりのバランスがとれる割合としては、トマトの缶詰1缶、きゅうり3本、玉葱半個ぐらいが適当であるように思います。

上記の作り方はもっともシンプルなもので、ここにさまざまな具材を加えることで、風味や栄養の変化をつけることができます。きょうは、黒オリーブの輪切りとロゼ色の粒胡椒とみじん切りのパセリを加えて色合いを華やかにしてみました。

写真は、ボストンのチャイナタウンにある中華料理店です。

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