10月6日 (金)  体温のこと

12月の小さな手術にそなえて、お嬢さんは少しづついろいろな準備をしています。

お嬢さんは、体調の管理のため、毎日数種類のお薬をのんでいます。それぞれのお薬は、それだけをのんでいるぶんには身体によい影響をおよぼしますが、ある種類のお薬と飲みあわせると片方の効果が薄くなったり、逆に効果が高くなりすぎたりします。

12月の小さな手術にあたっても、そのことがお医者さんとのあいだで問題になりました。

手術にいちばん影響を与えそうなのは呼吸器の状態です。これについては、歯の状態がこれから急に悪化することはないという予想のもとに、手術を呼吸器の状態が安定する季節までのばすことにして、毎日のお薬はそのまま続けることにしました。

もう1種類、お嬢さんが毎日のんでいるお薬には、女性のためのホルモンの調子を整えるお薬があります。このお薬には、血液が血管の中で固まりやすくなるという副作用があり、念のためにこれは手術の前までお休みすることにしました。

このお薬は3週間服用して1週間お休みすることを繰り返すものですが、ちょうどきょう、21錠目の服用がおわりました(お薬はカレンダーのようなシートにまとめて入っていて、日数の計算がしやすくなっています)。ふだんであれば1週間服用をお休みして新しいシートを出してくるのですが、これから12月まではお休みということになります。

このお薬をお休みしている間は、ホルモン的な体調がどうであるか調べるために、毎日起きがけの体温を測定する必要があります。体温は、できれば毎日だいたい同じ時間に測定するのがよいので、休日には目覚ましをかけて一度ふだん通りに目を覚まし、体温を測定してからまた眠りにつくという手間が生じます。ねぼけていてもよいように、筆記用具と小さなノートを枕元に置くことにしました。

写真は、ボストン市営地下鉄のハーバード駅前です。coopと書かれた看板が下がっている建物は大学生協書籍部で、ここでは教科書や先生方の著作などが売られているほか、履修のおわった本の買い取りも行われています。

20061006-1.jpg