11月3日 (金)  名曲の花束のこと

きょうは、街の音楽ホールにソプラノの演奏会を聴きにでかけました。

お嬢さんがくらしている街の音楽ホールでは、ほぼ毎週のようにクラシック音楽の演奏会が企画されています。

この演奏会は街の文化活動によるもので、席料がたいへん低く設定されています。同じ演奏家による演奏会の席料が、有名なコンサートホールの半分になることもめずらしくありません。その恩恵にあずかり、ことしはヒリヤードアンサンブルを聴くことができました(ヒリヤードアンサンブルの入場券を買い求めた際にはたいへんおもしろい出来事がありました。そのうち書こうと思います)。

また、音楽ホールでは、これから音楽世界に出ようとする若い音楽家を欧米から招いて行われる演奏会もあります。きょうお嬢さんがでかけてきたのはそのような演奏会でした。

きょうの演奏会の演目は、当初、「オペラ珠玉の名曲の花束」のようなもので、いくつかの歌曲を交えながら、さまざまなオペラの有名なアリアが歌われることになっていました。

きょう、実際に演奏されたものは、ワーグナーの歌曲、マデトーヤとラウタヴァーラの歌曲、シベリウスの歌曲と2曲のオペラアリアでした。アリアは「おかあさまも知るとおり」と「歌に生き、恋に生き」でした。「名曲の花束」というより、「東欧、北欧の知られざるリート音楽の午後」のようです。

演奏して下さったのは、メゾソプラノからソプラノまでを歌うことができる方でした。たいへん豊かな声量で、まっすぐに届く声を聴くことができました。

お天気のよい昼下がりでしたので、お嬢さんは行きも帰りも歩いてゆきました。よい運動になったように思われます。

写真は、郷里のお祭りの様子です。写真を撮ったのはお嬢さんで、画面にはお嬢さんの妹がちらりと写っています。

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