4月19日 (水) おから煎りのこと 大豆からソイミルクをこしらえたのは日曜日のことでしたが、月曜日にはソイミルクの副産物であるおからを煎り付け煮にしていただきました。 ソイミルクをこしらえる時には、ソイミルクの容積とほぼ同じぐらいのおからが残ります。今回はサラダボウルに1杯のソイミルクをこしらえたので、サラダボウルにさっと盛り1杯のおからが残りました。 ソイミルク同様、おからも足の早い食材です。ほんとうは、おからの煎り付けのための副材料を用意し、その日のうちに調理してしまうのがよかったのですが、今回はふと思い立ってソイミルクをこしらえることにしたので、おからのことまで手がまわりかねました。 おからを煎り付ける際には、副材料として、ごぼう、にんじん、れんこん、ねぎ、魚の練り物、などを加えます。魚の練り物に加えて、浅蜊のむきみを加えることもあります。調味料はしょうゆと砂糖(みりん)を用い、煎る際に胡麻油を少し加えることで風味を出します。 また、お嬢さんの家では、前日にすきやきを行った翌日、その汁でおからを煎り付けることがよく行われていました。すきやきの最期を何によってしめくくるかにはそれぞれの家庭の流儀がありますが、お嬢さんの家の場合、それはおじやでもうどんでも餅でも板麩でも葛切りでも卵とじでもなく、おからだったということになります。 煎り付けたおからは、冷蔵庫に入れると少し保存がききます。朝食に一鉢加えておかずにしたり、湯にくぐらせた油揚げに詰めて煮付けても(これは親子煮でしょうか)おいしくいただくことができます。 写真は、2月のアメリカ訪問のおりの行きの飛行機の機内食です。行きはビジネスクラスでしたので、このような豪勢な機内食をいただくことができました。この写真は前菜にあたるもので、このあとに主菜と水菓子が付きました。 |