4月23日 (日)  旅に病んで、のこと

すこしお知らせをいたします。

まうかめ堂さんによる、新しく入力した曲の発表がこのごろないのは、まうかめ堂さんが試験といいますか、発表といいますか、そのようなものを間近にひかえているためです。

まうかめ堂さんは、今週、ここ何年か考えておられた理論のようなものを文章や式の形にまとめたものを、大勢の先生の前で、画像の提示なども交えつつ、決められた時間内に発表しなければなりません。発表会場はまうかめ堂さんの住む地域とずいぶん離れた所にあるので、泊まり掛けになるとのことです。

昨日連絡をとってみたところ、まうかめ堂さんは脳を酷使し過ぎたとのことで、高熱を出して寝込んでおられました。熱以外の症状が見られないので、風邪やフルーではなさそうです。来週あたりになりましたら、また画面に戻ってきてくださるものと思われます。成功を祈っております。

ひるがえってお嬢さんのほうは、季節の変わり目による気管支の症状が今年は強く、少し困っています。いまは日曜日の真夜中ですが、息苦しいのが少し強く、これから横になって眠ることができそうにありません。そのようなわけで、まだ起きて端末に向かっております。

このようなおりは、授業中に別世界に行く時のように、食卓兼読書机に伏せてなるべく休むのですが、あまりよく寝付けません。週末には猫のいる郷里に戻ることもあるので、あすはお仕事をお休みさせていただき、お医者さんにでかけることにしました。

2月のアメリカ訪問のおりは、ボストンでひいた風邪が抜けないままニューヨークに来てしまったため、ニューヨークのホテルで気管支の発作がおこりました。冬は体調が安定する時期なのですが、室内と屋外の温度差から、たまに症状がでることがあります。

ひとりであれば、そのようなものだと肚を決めて時間をすごすのですが、ホテルの部屋は先生と同じでした。少しためらいつつ、それでも書くことにいたしますが、そこにだれかがいるのに、何も手がさしのべられないという体験はお嬢さんにとって初めてでした。

気管支に炎症が起きると、呼吸のたびに高い喘鳴音が起きます。それが気ざわりで眠れないのよ、と先生が仰ったおりには、お嬢さんはこのまま呼吸を止めてしまおうか、と真面目に思いました。

この日のできごとは、お嬢さんの中に強く残ったようです。帰国してから風邪が戻って寝込んでいた時や、眠っているあいだに発作が起きてしまったときなどは、この日のことを夢にみます。

写真は、飛行機からとったボストンの景色です。大きな川に浮かんでいるのは氷です。

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