6月1日 (木)  モールのこと

昨日の日記で書いた体調の不良は、きょうの朝もおさまりませんでした。

そのため、きょうはお休みをさせていただいて家におり、ゆっくり家の片付けをしていました。シャツにアイロンをかけたり、お嬢さんのトランクに入れて帰ってきた母の荷物を郷里に送ったりするうち、乱雑であった室内がすこし片付きました。それだけでも、すこし心身が穏やかになった気分です。

今回、お嬢さんたちが滞在していたのは、ワシントンD.Cのとなり街にあたる、メリーランド州シルバースプリング市の滞在型ホテルでした。マリオットホテルの一系列の「レジデンス・イン」という名前で、今年の春先に開業したものです。

ホテルの1部屋は、クイーンサイズの寝台と洗面所をそなえたベッドルームが2つと、台所用品が完備されたダイニングルームで構成されていました。ダイニングルームのソファを引き出してベッドにすれば、最大で5名が宿泊できます。1部屋あたりの金額は、州税や宿泊税を加えると1日あたりおよそ260ドルほどだったでしょうか。メトロが近くを通っていないので、自動車を使わないとワシントンからのアクセスは困難ですが、国立公文書館カレッジパーク分館におそらく最も近い大手のホテルということで、書いておくしだいです。

ホテルでは朝食が提供されるほか、平日の夕方にはかんたんな夕食(ホットドッグとサラダ、とか、チーズマカロニとか、ミートボールとか)が提供されます。また、お向かいにはスーパーマーケットやレストランを含むちいさなショッピングモールがあり、自分で好きなものをこしらえていただくこともできました。日本食も少々おいてあります。

滞在の後半、家族に思わぬアクシデントが発生したおりには、このショッピングモールが活躍することになりました。

写真は、いとこの夫の学位授与パーティのために、モントリオールに住むいとこの夫のおばがこしらえて持ってきて下さったパイです。赤く見えるのは、リューバーブという酸味のある蕗の茎のような植物と、保存しておいた桃でこしらえたパイのなかみです。

いとこの夫のおばはたいへん料理が得意で、レストランを開いたり、レシピブックを出版したりしておられるとのことでした。

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