6月20日 (火)  アイロンのこと

アーキヴィストの見習いをさせていただいている研究所のかたほうの勤務が半分になってから、毎週火曜日はお嬢さんが好きにつかってよい日になりました。

きょうは、早暁にすこし大きな地震があって目が醒めてしまいましたが、お嬢さんはたいていすこしゆっくり眼をさまし、朝食兼昼食をいただいてから、おもむろに洗濯にとりかかります。

ちいさなものはそのまま物干しにかけ、シャツはすこし乾燥機にかけて生乾きにしたあと、ハンカチといっしょにアイロンをかけます。

年頃のお嬢さんの衣類にはいろいろな種類がありますが、お嬢さんは編んだものよりシャツを着ているのがすきです。シャツは織りの細かい細糸の棉がよく、そのようなシャツは素肌に着ると肌ざわりがよく、よく汗を取ります。なにか所用があれば、絹のクラバットを襟につければ、だいたいの場所にでかけられますし、すこし寒いときは絹のスカーフを中に結んでおけばたいへん暖かくなります。

そのようなわけで、一週間ぶんのシャツにまとめてアイロンをかけておくことは、家にいる日の大切な作業です。

飽きずに一度にアイロンをかけることができる枚数は、お嬢さんのばあい、シャツが5枚にハンカチが7〜8枚といったところのようです。これがワンピースになると枚数はぐっと少なくなり、胴はぎのないもので2枚、胴はぎがあり、かつスカートにひだがあったりするものですと、1枚かけたところで一度お茶休みをするありさまになります。

昨年のこの季節のお嬢さんはたいそうまるまるとしており、シャツやワンピースのボタンのすきまが軒並み危機に瀕しておりました。ことしは昨年よりすこしまるみが減っておりますので、昨年はあきらめていた服に袖を通すことができるのは嬉しいことです。

写真は、ワシントンモールにいたりすです。まっ逆さまに木にすがりついておりますが、カメラを向けたところ、しばらくそのまま動かずにいてくれたものです。

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