6月29日 (木)  美味と栄養のこと

アメリカで食あたりにかかって、お嬢さんの体重は少し減少しました。率直に申し上げて、大きめの猫一匹ぶんぐらいの減量にはからずも成功したことになります。

また、食あたりにかかったことで、食の好みも少し変わりました。

まず、生のものにひどく用心するようになりました。これまでは、パックから取り出して水洗いしただけでいただいていた豆腐など、用心のため一度火を通し、冷ましてからいただくありさまです。

また、生のものや食品の鮮度にたいへん敏感にもなりました。すこし危ういものを口にすると、しぜんに身体が反応し、洗面所にかけこむようになりました。せんだっては、お世話になっている先生とご一緒の昼食の席上で生卵黄を誤っていただいてしまい(卵黄は日本蕎麦に載っていたのですが、取り除こうとしたところ崩れてしまい、しかたなくいただいたものでした)、午後じゅう苦しい思いをすることになりました。

そのようなわけで、お嬢さんの食卓は昨今いたって淡白です。つめたいお茶をいつでもいただけるようにしたうえで、氷糖でよく煮た銀耳に桂圓や紅棗を浮かべてよく冷やしたものを小碗にひとつ、野菜でこしらえたスープをスープ碗にひとつ、クラッカー数枚に、ひよこ豆でこしらえたディップを塗ると、それで朝食はおわりです。

まうかめ堂さんも、昨今、お嬢さんの体重の変動に気付くようになったようです。災い転じて、ではありませんが、この夏は機嫌よく過ごすことができるかもしれません。

写真は、アメリカのスーパーマーケットの店頭で安売りされていた西瓜です。さほど甘味はありませんが、水分補給によい感じです。

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