8月27日 (日)  交響曲のこと

きょうは、電車にのってすこし先の街の音楽ホールにオーケストラの演奏会を聴きにでかけました。

お嬢さんの所属する合唱団に、ヴァイオリンの演奏家の方がおり、その方がオーケストラの一員として参加するのでお誘いをいただいたためです。

きょうの演奏曲目は、ベートーヴェンのフィデリオという曲と、フルトヴェングラーの第三交響曲という曲でした。

フルトヴェングラーの交響曲は4つの楽章からなっており、それぞれの楽章には作曲者による標題がついています。調性がぼんやりしたように聞こえる楽章や、西洋の民謡のような旋律がテーマになった楽章など、さまざまな要素が含まれる複雑な感じのする交響曲でした。すべて演奏すると70分近くになりました。

フルトヴェングラーの第三交響曲は、きょうの演奏会が日本では初めての演奏になるのだそうです。

長大な曲であるために基本の譜読みに時間がかかったほか、演奏される機会がたいへん少ない曲なので、楽譜は作曲者による総譜の自筆譜のファクシミリ版しかなく、また、実際に鳴らすとどんな音がするのかという音源もなかったため、練習はとてもたいへんであったと演奏のあとで伺いました。

お誘いをいただいたヴァイオリンの方は、来週とその来週にも演奏会があるということで、そのおりにはまた出かけてみようと思います。来週はオペラで、その来週はピアノとの合奏なのだそうです。

演奏会のあとは、友人といっしょに日本茶ときんとんでお茶をし、フランス菓子とフランス惣菜を売っていたお店でパテとキッシュとメレンゲを買って帰宅しました。

写真は、郷里の猫です。猫がいるのは玄関を入ってすぐの板の間で、夏は台所に向けてよい風が吹き抜けるので、猫がよく横たわっています。

夏は、猫が横になっているところを探し、そこにいっしょに横たわるとたいへん気持ちがよいものです(しかし、たんすの上や縁の下には同道できません)。カメラを持ち、気持ちよくなっているところを撮ってみようとしたところ、突如、このような大胆な姿になりました。

猫の下腹部が桃色をしているのは、夏のために毛が薄く地肌の色が透けているためです。白い猫の地肌は概してこのような色をしているようです。

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