9月25日 (月)  コメンスメントのこと

まうかめ堂さんは、母校でコメンスメントに参加するため、きのうからきょうにかけて遠出をしておられました。

写真は、アメリカのメリーランド大学におけるコメンスメントの様子です。椅子にかけておられるのは教授たちで、赤地に黒の線の入ったガウンを着て整列しているのは学生たちです。

学生のガウンの色はメリーランド大学の伝統色でみな同じですが、教授たちは、それぞれの学位取得大学の伝統色のガウンを着ています。まんなかあたりにみられる薄い水色は、おそらくハーバード大学の人文科学科の色ではなかったかと思います。

メリーランド大学は大きな大学なので、コメンスメントも専攻科ごとに行われます。お嬢さん一行が参加したのは教育学部のコメンスメントで、はじめに永年勤続のスタッフの表彰が行われたあと(30年間カウンセラー室に勤務しておられたというおばあさんが、金色のガウンを着て盛大に表彰されていました)、学士学位から博士学位までのディプロマの授与がありました。

コメンスメントの開催前や入退場には、大学の管弦楽部による奏楽がありました。

いわゆる「大学祝典序曲」や「トランペットボランタリー」が、いかにもふさわしい場面で演奏されるいっぽう、いわゆる「つなぎ」の時間帯には、「四季」の夏と冬だけ、「新世界」の終楽章だけ、チャイコフスキーのピアノ協奏曲の終楽章だけ、など、謎の選曲による演奏が行われていました。

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