9月29日 (金) ベーグルのこと おとといの日記では、コロンビア大学の校内の渺々とした芝生にいたりすの写真をのせました。 ブラウンバッグのお手伝いをするためにコロンビア大学にでかけたおり、泊まっていたホテルには食事をするところがありませんでした。 ブラウンバッグの当日、ホテルにはコロンビア大学の博士課程の方が来て下さり、いっしょにタクシーに乗って大学までの道案内をしてくださいました。 大学に着き、会場の国際関係研究科・地域研究科共同棟に入ると、お嬢さんたちを呼んでくださった歴史学の先生が出てこられ、わたしの部屋に荷物を置いて、まずコーヒーでも飲みに参りましょうと誘って下さいました。 ハーバード大学と同じく、コロンビア大学にも建物ごとにカフェがあると思われますが、先生が誘ってくださったのはとなりの棟にあるカフェでした。イタリア製のきちんとしたエスプレッソがあるのはここなのよ、と先生はおっしゃいます。 おなかがすいていたので、お嬢さんはメニューにあったベーグルサンドを注文しました。大きなベーグルに、レタスとクリームチーズと鮭の薫製がはさんである種類のものです。ベーグル本来の高さ(厚さ)と同じぐらいに具のはさまった、いただくのに骨の折れる一品でした。 そういえば、朝早い時間帯であるにもかかわらずカフェは満員で、お嬢さん一行は外で立ったままベーグルやカフェオレをいただいたのでした。 ベーグルの具はなぜいつもクリームチーズと鮭なのか、当時はなんとなく不思議に思っていました。肉類と乳製品をいっしょに摂取してはいけないというきまりを持つ方々のためであることを知ったのは最近のことです。 写真は、ニューヨークのホテルの近くで撮った街角です。ニューヨークに滞在した時間はたいへん短いものでしたが、いかにも都会らしいおもてなしを受け、たいへん楽しい時間でした。 お嬢さんたちを大学まで案内して下さった博士課程の方は、今月から研究のために一年間滞日されておられます。ご親切のお返しをするのがとても楽しみです。 |