1月10日 (水)  プルピートスのこと

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨日の午後、郷里から東京に戻ってきました。
ことしの冬は昨年とはまったく違ってとてもあたたかく、雪かきのために早起きをしたのは、15日の滞在のうち3日ほどしかありませんでした。道路に雪がないので、自転車にのって買い物に出かけることができる年の暮れというのはめったにありません。

郷里では、年末は年越しの準備をし、正月は妹とちいさいさんたちとすごし、そのあとはコロンビア大学で知り合った大学院の方と郷里をめぐってすごしました。それらのことは、おってまた書こうと思います。

帰郷したばかりで家にたべるものが少なかったため、昨日の夕食はまうかめ堂さんと外食をいたしました。

お嬢さんの家の近くには、てごろな価格でスペイン風のいろいろな料理を揃えているちいさなカフェがあります。まうかめ堂さんもこのカフェが気に入っており、昨日も生ハムののったサラダ、貝と茸の入ったパエリア、タイムをたくさんきかせたポテトなどをいただきました。

このカフェでいただくことのできる少しめずらしい料理に、烏賊を内臓のままぶつ切りにし、にんにくとサフランの風味をきかせて汁だくさんにいためたプルピートスというお皿があります。烏賊の内臓の複雑な風味の出た汁を、パンでぬぐいながらいただくと、皿まできちんときれいになります。

たいへんおいしかったので、カフェを出たあと、お嬢さんは魚屋に寄って烏賊を求め、帰宅後にさっそく仕込みをし、きょうの朝にうまうまといただきました。この作り方についても、またおって書こうと思います(なにか気をもたせるような書き方になってしまいました)。

写真は、帰京のとちゅう、車窓から撮った雪の景色です。

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