1月12日 (金)  ピストゥーのこと

お嬢さんがアーキヴィストの見習いをしている研究所では、あすとあさって、海外の大学からお客さまを招いて大きなワークショップ(発表と質疑応答の会)が開催されます。

このワークショップは一年近く前から企画が立てられ、どの方を海外からお招きするか、国内からどの方にお話をしていただくかなど、いろいろな準備がすすめられてきました。

きょうは、あすお話をしてくださるアメリカの大学の先生が、航空券などの精算もかねて研究所においでになりました。アメリカの小学校はだんだん始まるころですが、すこし休みをとってきました、と、小学生のお子さんを紹介してくださいました。先生にお会いするのは二年ぶりのことです。

あすのワークショップでは、研究所が所蔵する貴重史料の公開も行われます。そのようなわけで、展示台の敷き布として使うシーツのアイロンがけが、きょうの午後のお嬢さんの仕事でした。ダブル幅のシーツ10枚に、アイロンのりなしで(アイロンのりは史料に虫を呼ぶかもしれないため使いません)ぴしりとアイロンをかけるのは存外たいへんであることがわかりました。

帰京してから野菜をよく揃えていなかったため、帰途は農協の直営店に立ち寄り、葉野菜やねぎを求めて帰りました。

そのおり、バジルの大袋がお得になっていたのでいっしょに求め、夕食後にピストゥーをこしらえてみました。

ピストゥーは、バジルの葉と刻んだナッツ類(きょうは家にあったくるみを使いました)、にんにく、塩(塩がわりにアンチョビを用いてもかまいません)をオリーブ油でのばしながらペースト状にしたものです。上記の材料をミキサーに放り込み、適当な時間まわすだけで簡便にこしらえることができます。

ピストゥーは、パンに塗ったり、パスタや茹でた馬鈴薯にあえたり、野菜スープのアクセントに落としたり、と、さまざまな用途があります。いただく時には、それぞれの用途に応じて好みの分量の粉チーズと混ぜ、ぽたりとさせてから用います。

写真は郷里の猫です。もう12才近くになり、めったなことでは動じなくなっておりますが、頂き物の菓子についていたリボンを振ってみたところ、珍しく飛びついてきたものです。

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