1月19日 (金)  継続会員のこと

お嬢さんがしばしば出かける街の音楽ホールには、「音楽ホール友の会」の制度があります。一年ぶんで1000円の会費を支払えばだれでも会員になることができ、音楽ホールにおける自主公演を一割引で聴くことができるほか、公演の案内が定期的に送付されます。

席料が高い公演にでかける機会はあまりありませんので、昨年は会費ぶんほどの「お得」さはありませんでした。ですが、公演の案内が送られてくることで、ホールにでかける機会は若干増えたように思われます。

出かけたい公演があると、受付日にチケットセンターに電話をかけて席をとり、近くの市政支所にでかけて代金を支払い、その場できっぷを印刷していただきます。

お嬢さんがきっぷを取りに出かけるのは、歩いて五分ほどの街の公会堂です。公会堂の事務室には、鎖のついためがねをおしゃれに掛けた係の方がおり、いろいろお話をしながら手続をして下さいます。

昨年、ヒリアードアンサンブルのきっぷを取りに出かけたおり、係の方は公演名をずっと「ビリヤードアンサンブル」だと勘違いしておられました。

楽器を持たずに写真におさまる男性4人の写真が載った公演案内では、この団体がどんな分野の音楽団体なのかわかりにくかったのでしょう。係の方はきっぷが出てくるまでのあいだ、

「ビリヤードなんて、しゃれた名前じゃないですか。ヨーデルかなんかの団体なんでしょうか。そう、ぼくがお嬢さんぐらい若かったころにはGSというものがたいへん流行しましてね、まあいろいろあったものですよ」

と、ふしぎな前提にもとづくお話をして下さいました。

この係の方にお会いするのが楽しいこともあって、お嬢さんはことしも会員を継続することにしました。手続をすませたのは昨日のことです。

写真は、猫の山里にいる猫の中でも毛色のかわった一匹です。父親はママレード、母親はシャムのようです。耳が茶色いことから、「チャミ」という名前で呼ばれておりました。なお、瞳の色が赤いのは光の反射のためで、実際にはふつうの色(うすい青色)をしています。

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