1月29日 (月)  再観光のこと

きょうから1月31日まで、まうかめ堂さんは用事があってすこし遠いところに出張にでかけております。

ことしのお正月は、コロンビア大学でお世話になったれとさんが、お嬢さんの郷里にご夫婦で遊びにきて下さいました。

お嬢さんは、昨年ニューヨークでたいへんな風邪をひき、そのおり、れとさんから心あたたまるおたよりをいただきました。

れとさんが郷里に来て下さることが決まったあと、お嬢さんは家族にこれまでの経過とニューヨークでお世話になったことを説明し、なにかおもてなしをしたいのですが、と家族にたのみました。その結果、父親が1日観光案内を、母親が勤務先のホテルへの招待を、祖母が滞在中の交通費を出して下さることになり、帰郷の数日前からメールでスケジュールのやりとりを交わしておりました。

れとさんご夫妻は1月3日のお昼に郷里に到着し、その日は父親の車で広い範囲をめぐって過ごしました。古い寺院や蔵づくりの集落、のんびり雪のつもった自然の風景などに興味を持っておられたようです。

父親が仕事にでかけたため、翌日からはお嬢さんが公共交通を使ってご夫妻を案内しました。活動範囲は狭くなりましたが、大名庭園や峠の餅屋などを見てまわったり、茶室でお茶をいただいたりしました。夕食は蔵づくりの居酒屋で地酒をいただきながら楽しみました。

その翌日は、昼ごはんをいただいたあと、お嬢さんの家でお茶を一服のんでいただき、母の勤務先のリゾート風ホテルにチェックインしました。れとさんの奥様は建築家なので、母といっしょにホテルの内部をいろいろ見学したあと、温泉につかり、お嬢さんもお相伴していっしょに会席をいただきました。

夕食前に温泉に入り、湯上がりを過ごすラウンジでうろうろしていると、れとさんがお嬢さんを呼び止めました。奥様に結婚一周年のサプライズをしたいので、もう一泊できるかどうか、母に問い合わせてくださいとのことです。母親にたずねたところ大丈夫ということで、おふたりはホテルに2泊してゆかれました。

れとさんからは、ご実家からのおみやげとして、たいへんめずらしい野草の蜂蜜をたくさんいただきました。いっぽう、れとさんは、お嬢さんの郷里の特産である柿をたいへん気に入られたようでした。

れとさんは9月まで日本で研究を続けられ、10月からはローマで研究と史料収集をされる予定です。こんどはローマでお会いしましょうと約束をしました。

写真は、れとさんご夫妻と訪れた大名庭園の様子です。格子から見えているのは茶室で、写真を撮った場所は池のほとりにある御殿です。御殿では本格的なお茶をいただくことができます。

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