10月19日 (金)  3番ソナタのこと

ほんとうは、2日ほど前、へちまの料理法に関して日記を書いたのですが、画面に文章を入力し、写真を選択し、いざ送信ボタンを押したところでモデムの具合が悪くなりました。

ハングアップ状態であれば、モデムの電源を一度切り、ふたたび電源を入れれば送信できるはずであると思っていましたが、そのようではありませんでした。そのため、画面上においては、これが10月初の日記になります。

先週の中頃から、お嬢さんは心身(おもに身体)の調子が下降しはじめ、今週は月曜日と水曜日のお仕事を欠席してしまい、火曜日と金曜日は開始時間までに作業室までたどりつくことができませんでした。

なにか変な汗をかき、身体が非常にだるくてふさいでしまうのですが、とまうかめ堂さんに相談すると、まうかめ堂さんから、秋もしくは秋から冬にかけて心身のぐあいが低下する病気があり、それは投薬によって改善されるものなので、ぜひお医者さんにでかけてみるべきだというアドバイスをいただきました。そのようなわけで、昨日は仕事のあと、予約をしてかかりつけのお医者さんにでかけてみました。

かかりつけのお医者さんは予約制で、身体症状が主であるばあいと心身症状が主であるばあいとで予約コードがちがいます。心身症状が主である旨の予約をしておいたところ、お医者さんは時間をかけて相談を受け付けて下さり、変な汗、という部分は大きな病院での定期検診(もうすぐです)を待つことにして、ふさいでしまったりだるかったりする部分については、とりあえずよく睡眠を摂りなさい、と、寝付きをよくするお薬を処方してくださいました。

「決して入浴前に服用してはいけませんよ。浴槽で寝付いてしまうことがありますから」と薬剤師さんから注意をうけたので、寝台にもぐってから1錠飲み込みましたが、寝付きはふだんとさほど変わりません。1週間服用してみて、変化が見られないようであれば再診してくださいということでしたので、すこし様子をみてみようと思います。

きょうは、仕事のあと、街の音楽ホールにピアノの演奏会を聴きにでかけました。

音楽ホールは、東京の都心で仕事をしておられる方であれば、終業時間と同時に席をたてば開場時間に間に合うぐらいの距離にあります。小腹ふさぎにパンを買って音楽ホールに着くと、ロビーにはお嬢さんと同じような思惑か、パン袋を持った会社員ふうの方々がたくさんおられました。座席は指定席ですが、パンをかじる場所はあまりありませんので、目配りしながら場所をさがすことになります。

きょう演奏されたのは、シューマンのこどもの情景と、ベートーヴェンの31番ソナタ、モンポウという作曲家の小品と、ショパンの3番ソナタでした。

心身のぐあいが万全ではない中、きちんと音楽を聴くことができるか心配でしたが、よい演奏が、いわば点滴のように作用したようで、帰り道からお嬢さんの元気はいくぶん恢復したようです。ソナタ形式はいろいろな意味においてよいものであると思いました。

写真は、おそらく昨年の今ごろ、上野動物園で撮影したものです。これは飼われているのか、上野の森にもとからいるのかわからない動物でした。

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