3月21日 (水)  ぎんなんのこと

先週は、週のなかばから身体の具合がすぐれず、水曜日はアーキヴィストの見習いのお仕事をお休みしてしまいました。

木曜日はがんばって仕事にでかけ、帰りにはまうかめ堂さんとインド式カレーをいただいたりしたのですが、金曜日になると身体の調子はさらに不安定になり、その日はお昼からお休みをいただきました。

家に帰る電車に乗ったところ、駅をいくつか過ぎたところで電車が動かなくなりました。すぐ前の電車で事故があったようです。ほかの路線に乗り換えることができない駅で電車が停まってしまったため、どうすることもできません。同じ車両に乗り合わせた外国の方に外国語で事情を説明したりしながら、しみじみと復旧を待ちました。

金曜日はかかりつけのお医者さんがお休みであったため、その日はすぐベッドにもぐりこみ、土曜日にお医者さんを受診しました。思い当たるところがあったので、ふだんの内科ではなく心療内科を選び、すこしゆっくりお話を聴いていただいたのち、軽いトランキライザーとおなかの薬をいただいて帰宅しました。

おかげで今週はぐあいがよいようです。きょうはゆっくり起きてゆっくりと洗濯などをし、夕食のあとは、父からいただいてそのままにしておいた銀杏をむいて保存することにしました。

銀杏は秋に収穫されますが、じょうずに外皮をとって乾燥させても、春になると中身が痩せて食べるところがなくなります。いっぽう、殻を割って中身を取り出して茹でたものは、冷凍して保存することができます。

殻の付いた銀杏は、あらかじめ殻にひびを入れ(今回は料理酒の瓶底を用いました)、紙袋に入れて電子レンジですこし加熱すると、殻と薄皮がはがれやすくなります。

加熱のおわった銀杏を紙袋から出し、あたたかいうちに殻を外したあとは、薄皮の付いた中身を茹でて薄皮を剥ぐと保存の準備は完了です。

ですが、茹でる段になり、水からなのかお湯からなのかを知らなかったことにお嬢さんは気付きました。

急いで郷里に電話をし、祖母にどちらかをたずねようとしたところ、母が出ました。祖母はきょうは具合がすぐれず、早めに床についたということです。

インターネットで調べてみた結果、殻をとった銀杏は湯から茹でることがわかりました。いただいてから時間がたっていたので、痩せはじめていた銀杏の薄皮はなかなかきれいに剥けず、夕食のあとのひと手間のはずが、存外時間がかかってしまいました。

銀杏は、そのうち銀杏飯や中華炒めなどにしていただくつもりです。

写真は、ハーバード大学の本部のあたりの庭です。いっしょに出かけた助手さんとお嬢さんがちらりと写りこんでおります。


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