5月11日 (金)  ねぎまぐろのこと

きょうは、いちばん長い間アーキヴィストの見習いをさせていただいている研究所にでかけました。

いちばん新しいアーキヴィストの見習いの仕事にたくさん時間を使う必要があるので、ここ2月ほど、研究所にでかける日数と時間は減るばかりでした。なにが途中で、なにをこれからする必要があるのか、思い出したり優先順位をつけたりしながら、ひそひそと作業をして、終業時間までにいくつかの用件を済ませることができました。

帰途、駅のなかにある商店街ビルのなかの鮮魚店をのぞいてみたところ、たいへん新鮮なまぐろのあらを発見しました。さっそく買って帰り、夕食のあとで調理にとりかかりました。

どのような調理をするにしても、まぐろのあらは、まず湯引きをしなければなりません。適度な大きさに切ったまぐろのあらに強い塩をふってすこし置き、鍋に湯がわいたところで切り身をひとつづつ入れ、さっと湯を通して水をはったボウルに放します。不精をしていちどに切り身を放り込むと、湯の温度が急に下がり、魚臭さがあまり抜けません。

湯引きをしたあとのまぐろのあらは、生姜をたくさん入れ、朝食の友になるような甘辛く濃い味に煮付けようと思っていました。ところが、ずっと以前に買ってあった根生姜は、野菜室のなかで野菜としての寿命を終えておりました。おろし生姜の買い置きもありません。

そのため、きょうは予定を変更して、一部をねぎとまぐろの味噌汁にし、残りは冷蔵庫に保存して、あす、生姜の購入を待って煮付けることにしました。

ねぎとまぐろの味噌汁は、いわゆる「ねぎま汁」を味噌仕立てにしたものです。大きな切り身がごろごろと入っており、七味をふって味見をしてみると、たいへんあたたかく、かつ滋養のある出来になりました。

あすは、忘れずに生姜を求め、煮付けをこしらえてみようと思います(ねぎと擂って団子汁にするかもしれませんが)。

写真は、前庭の道路に面したところに植えられている白椿です。庭には白椿のほか、赤や斑入りなど、たくさんの種類の椿が植えられています。

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