8月1日 (水)  すいかのこと

きょうは、仕事のあと、東京に仕事にきていた父親と夕食をいただきました。

きょうでかけたのは、父が宿泊しているホテルからすこし歩いたところにあるフランス料理店です。この料理店の本店は平河町にあり、むかしたくさん心身の滋養をいただきました。当時は本店におられたコック長さん(ムッシュー)は、現在では主に分店で料理をこしらえておられます。

料理店を外からみると、なにか貸し切りのような会が行われていましたが、予約のないお客さんのためのテーブルもすこしこしらえてありましたので、店に入ることができました。

テーブルにつくと、となりのテーブルではコックさんの服装をした人がパスタをたべています。おや、と気がつくとムッシューでした。あいさつのあと、ムッシューは、いま、夏に出すパスタの試食をしていたところなんです、と、パスタのお皿を示して下さいました。赤い切り身がパスタにあえてあるようでしたが、これはよく熟したすいかです、とのことです。少しいただけませんかとお願いしようか迷いましたが、そのままテーブルにつきました。

きょうの夜定食は、牛の頬肉をよく煮たものと、鮭の薫製の厚身をごく軽くあぶったものの盛り合わせに、冬瓜や蕪などの野菜を洋出汁でよく煮含めたものを添えたお皿が主で、このほか、野菜の冷羹汁と、オレンジの風味のついた人参の掻きサラダがつきました。

また、食後には、濃い風味のプリンと洋酒入りクリームをつめたシューとすいかのシャーベットがつきました。公共の建物のなかにあるので、これらの定食は夜でも手軽な価格でいただくことができます。

父は3日まで東京に滞在したあと郷里にもどり、会議をひとつしたあと、4日から9日まで、広島と長崎の慰霊祭に出席する長い出張にでかけます。なかなか忙しいようです。

写真は、昨年の郷里の夏の庭をとったものです。蝉のからがいくつもついている大きな葉は栃の木の葉です。

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