Diary 2006. 2
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2月8日 (水)  ピザのこと

きょうは、いっしょにアーキヴィストの見習いをしておられる方が、どこかでおいしい夕食を食べたい気分であると仰るので、いっしょにピザをいただきました。

このピザ屋さんはお嬢さんの住む街にあり、まだピザという食べ物が普及する以前にお店をはじめたたいへん古いお店です。ピザの生地も、生地の上に塗るソースも、どっさり乗ったチーズも、お店のおじさんがご自分で朝から仕込んでおられます。

きょうは、わたしは海産物のピザ、いっしょの方はミックスピザをいただきました。ピザはひと皿に二切れ乗っていますので、二人でいただく場合はべつべつの種類を注文し、一切れづつ交換して楽しむことができます。きょうはおなかがすいていましたので、ピザをいただいたあと、BLTサンドもいただきました。サンドウィッチのパンもおじさんが焼いています。

お嬢さんたちがむしゃむしゃとピザをいただいているテーブルから少し離れたテーブルでは、体格のよい、ダンディな会社員ふうの方々がたいへんな勢いでピザとサンドイッチをぱくついておられました。壁にかけているスポーツ選手の寄せ書きを指差しながら、なにか回顧談をしておられるようでした。

このピザ屋さんのおじさんは、ニューヨークのタイムズスクエアにあったピザ屋さんで修行をして、このお店を始めたのだそうです。帰り際に、こんどニューヨークに出かけるのですが、そのピザ屋さんはまだあるのですかとたずねたところ、区画整理でもうなくなってしまったよと教えていただきました。

写真は、先月いただいた牡蠣の焼き物です。手許にあった写真で、ピザにもっとも近いようなものを選びました。

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2月7日 (火)  もういちど、のこと

「非常時の英会話」(仮題)を買って通勤のかばんに入れ、行き帰りの電車でながめるようにしてから、旅先での英語でのやりとりの不安はなんとなく癒されるようになってきました。

しかし、非常時ではなく、ごく普通の会話に頻出する表現で、お嬢さんがもっとも苦手とするものがひとつあります。

「もう一度おっしゃっていただけますか?」と英語で言おうとすると、「Repeat after Me」という文章がすらすらと出てきてしまうことです。口に出して練習したり、心でつぶやいたりしてもまったく直りません。

「Repeat after Me」の原因は、おそらく、高校の英語の授業でよく使われていたフレーズが身体化されてしまったことによるものと思われます。

あと、これは心の中だけの問題なのですが、英語の辞書をめくる時、頭の中で「ABCの歌」が流れてしまうのも、なんとも止めようがありません。

英語にすばらしく堪能な友人に相談したところ、そのような場合は言葉で伝えたいことを伝えるのではなく、小首をかしげて「ん?」をすればよいのだと教えていただきました。必殺技であるところの上目遣いも加味して、時があればさっそくやってみようと思います。

写真は、郷里の家の軒先にずらりと垂れたつららです。人の通る場所に面していますので、写真をとったあと、スコップの先でなるべく根元から落としておきました。

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2月6日 (月)  雪のこと

お嬢さんの郷里は北の国にありますので、年末年始はたいへんな雪になりました。

年末、父の車に乗って、すこし山奥に届けものに出かけたところ、夕食でもどうぞといって1時間ほど家におじゃますることになりました。

手打ちのそばをつるつるといただいていたあいだに、いつのまにかひしひしと雪が積もり、家にあがる前はくるぶしほどだった雪が膝の上まで来ていたのには肝をつぶしました。

これは急いで帰らなくては、と父の車に乗り込んで出発したものの、降る雪の多さと雪ひとつぶの大きさで車のライトが機能せず、ときおり車を停めてはライトに付着した雪を落としながら家に帰り着きました。これほどの量の雪は20年近く見ていません。

写真に写っているのは郷里にいる猫です。この猫はことしの春で11才になりますので、この大雪ははじめてということになります。ふだん用を足す場所(家の中で飼育しているのですが、用足しだけは外のどこかで済ませているようです)の見当を失ってしまい、家のまわりをおろおろしているところを撮りました。

平気そうに歩いているように見えますが、やはり寒いようです。実際には足裏の肉球の部分がなるべく接地しないよう、なんとなく爪先立って歩いていました。

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2月5日 (日)  英会話のこと

あけましておめでとうございます。

少し長く帰郷しており、また、帰京後はアメリカに出かける準備であわただしくしており、なかなか日記を書く余裕がありませんでした。

アメリカに出かける準備は、先週、発表のための原稿と、発表に使う写真をおさめたCD-Rを発送して、だいたい終了しました。
 
アメリカに出発するのは2月28日です。これからは、トランクを持って行っていただく予約や空港までの列車の予約、おみやげや旅行用品の荷造りなどが主な仕事になります。

昨年アメリカを訪れた時は、英語や中国語に堪能な先生方といっしょでしたので、自分が実際に英語で要を足す必要はほとんどありませんでした。

といいますか、長い英会話が必要な機会をなるべく避けていたというのが本当のところです。たとえばお昼ごはんをいただく時などは、中に入れる具の種類や量をこまかく伝えなければならないサンドウィッチやホットサンドを巧妙に避けて、ケースをレジまで持って行けばよい寿司ロールや生春巻をいただいていました。本当はそちらが食べたかったのですけど。

今度のアメリカ旅行は、先生とのふたり旅行です。先生はお年を召しておられるので、いろいろな交渉ごとは私がしなくてはなりません。

背に腹は代えられないので、先週やっと、「非常時の英会話」のような本を1冊買ってみました。「〜してくださいな」とか、「〜はどちらにありますか」とか、「お世話をかけていただきありがとうございました」などのような友好的状況でのコミュニケーションはおそらく可能なのですが、なにか困ったことが起きた場合には、きちんとした対応と、そのために必要なきちんとした表現が必要であると思ったからです。

「わたしはいま、そこで車にはねられました」とか、「有り金はこれで全部ですので、殺すのはよして下さいませんか」などの表現を、いま暗記すべく特訓中です。

写真は、郷里の玄関口のお正月風景です。

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