Links

リンク集です。

※個人のサイト以外は概ね勝手リンクです。不都合が御座いましたら御連絡下さい。(って、ここは英文で書かないと意味が無いですね。)

Contents


中世音楽が聴けるサイト

MUSICA ANTIQUA
Musica Antica
Myoushin さんのページ。
中世・ルネサンスの音楽の MIDI の総本山のようなサイトです。2003年の5月の終わりには曲数なんと1000曲を突破されました。現在は少し規模を縮小されましたが、それでもそのコレクションは膨大です。例えば、現時点の「まうかめ堂」にはなぜか数曲しか置いてないトレチェントの音楽なども、ものすごく充実しています。そう、トレチェント音楽はそのレパートリーの豊富さにもかかわらず CD などの録音が極端に少ないので、これらの MIDI は非常に貴重なものだと思います。


Flos musicae
Flos musicae
sumika さんのページ。中世からバロックの充実したレパートリーの MIDI、そして、ひとつの固有のスタイルを確立していらっしゃるとても魅力的な自作曲の MIDI がたくさんあります。おそらく人気度がより高いのはその魅力的な自作曲なのではないかと思いますが、ツボを押さえた中世の曲もとても面白いです。まうかめ堂的おすすめの曲は Chansoneta Tedescha([Anon.], 14世紀ごろ)です。これには思わずうなりました。


フランドル楽派の音楽家たち
Musici Flandri
主にフランドル楽派の音楽を MIDI と最新の研究成果も取り入れた詳細な解説によって紹介されています。MIDI の水準が非常に高く、30分40分のミサ曲の全曲演奏がいつのまにか聴けてしまいます。しかも、その MIDI data は最近のものは全て写本・ファクシミリからお作りになっているそうです。マショーなどの中世音楽の MIDI も非常に魅力的に作られていて、しばしば「まうかめ堂」の立つ瀬がありません。充実していて読んでためになる CD 紹介、これまた非常に充実している国内外の古楽サイトを中心としたリンク集(しかも、その一つ一つに丁寧なコメントが付されています)。圧巻は「写本に挑戦!」と題された、白符計量譜の読み方の非常に優れた解説です。(これがあれば Willi Apel の教科書は必要ないかもしれません。)しかも最近は古フランス語の解説も始められています。ジョスカンの肖像画をもとにしたパズルまであって、いたれりつくせりです。古楽ファンのみならず、あらゆる音楽ファンに訪ずれてもらいたいサイトです。


The Internet Renaissance Band
IRB
Curtis Clark 氏のサイト。(California State Polytechnic University というところの biology の先生のようです。)表題通りルネサンス音楽が中心で膨大な数のルネサンスの曲が聴けますが、中世音楽も少なからず up されています。どれも楽しく聴けるように作られていて、まうかめ堂もこちらの MIDI から様々なことを勉強させていただきました。例えば、曲によってはオクターブ上げて早めのテンポでリコーダーに吹かせると楽しいとか、テノール声部は音符を短めにしてやる方が美しいとか、ノートルダム楽派の第3モードのリズムはやはりロンガを短めにすると美しく響くとか…。まうかめ堂的おすすめは Cantiga de Santa Maria です。ここでは バグパイプ独特の装飾がとても美しくエミュレートされています。まうかめ堂でもいつかはやってみたいものです。


Early Music MIDI files at MIDI WORLD
MIDI WORLDという MIDI アーカイヴ・サイトの古楽セクションです。こちらは、(いつのまにか有料になっていた別の巨大なアーカイヴサイトと違って)かなり良質な MIDI がそろっている感じがします。やはりルネサンスのものが割合的に多いですが、中世の曲もいろいろ聴けて楽しいです。まうかめ堂的おすすめは Julio Feliz という方の一連の中世音楽の MIDI です。それらの MIDI の際立っているところは、多彩な打楽器がとても面白く使われていることです。これはほんとにやたらと面白いです。


Instruments pour jouer les musiques du moyen age
フランス語のサイトです。「中世」と銘打っている音楽関連サイトの中で、こちらのサイト以上に魅力的なところを私は知りません。一応メインは古楽器の紹介のようで、それら古楽器の描かれた細密画や彫刻の画像は見てるだけで楽しいですが、他にも非常に充実した内容を持っています。特にここで注目しておきたいのは Textes et Musiques du Moyen Age (TEXTES et MIDI)と題されたページです。フランス語の表題通りに、中世の詩と音楽を扱かっているページです。「まうかめ堂」とキャラがかぶってますが、「まうかめ堂」との大きな違いは、こちらでは、13世紀ごろから15世紀ぐらいまでの、音楽史の本の中で取りあげられてるような音楽を、比較的バランス良く、まんべんなく取り上げていることです。そして何よりも良いのは、その表題通りに MIDI には必ず原詩がカップリングされていることです。他にも、mp3 で古楽器の実際の音を聴くことができたりもします。


MIDIバロック音楽館 Musee du Baroque
布袋 厚さんのサイトです。音楽に関して、ラモー、バッハのチェンバロ mp3 からなる「MIDIによるバロック作品」と、一人多重録音による「ルネサンス音楽の部屋」の二つの柱からなり、そのどちらもが素晴しい内容を持っています。 「ルネサンス音楽の部屋」はデュファイ、ジャヌカン、バード、モーリー、パレストリーナなどの曲(世俗曲も宗教曲も)を一人多重録音でやられています。 一人多重録音というのはそれ自体大変なことであり、全く自明でないことをやられているわけですが、演奏は凡百の演奏を凌ぐようなものばかりで、声の表現力の凄さを改めて思い知らされる気がします。 「まうかめ堂」のおすすめは、やはりデュファイの Ave Regina coelorum. まうかめ堂が MIDI でこの曲を作ろうとしたとしても、この境域には永久に到達しないでしょう。 また、中世の曲をやられる計画もあるそうなので楽しみです。 ラモー、バッハのチェンバロ mp3 も凄い内容を持っています。 古典調律、当時のピッチで、しかも平均律や他の調律との聴き比べができるようになっている曲もある、というだけでも十分すぎるほど興味深い内容であるのに、しかも演奏(MIDI)のクオリティーが高く、何というか非の打ちどころがありません。


Mediaeval Guitar: Guitar Tablatures of Mediaeval, Renaissance, and Baroque Music
J. Herndon さんによる古楽のギター曲でない曲のギター編曲のサイトです。なんとノートル・ダム・ミサやモテト Alle, psalite cum, luya のギター編曲の楽譜や MIDI が置かれています。 (実は管理人さんから「まうかめ堂の Alle, psalite cum, luya の譜を元にギター編曲を作ったのだけど今度作る新しいサイトに載せていいですか」と問い合わせがあり、もちろんOKだったわけですが、その後すこし経って「サイトが出来ました」と連絡をいただいたのがこのサイトでした。) 中世以外ではパレストリーナや John Farmer (c1570-1605)の曲などが置かれていますが、まうかめ堂的に驚きだったのがバッハのロ短調ミサの Agnus Dei のギター編曲でした。ロ短調ミサをギターでやるという発想は私にはありませんでした。


IL DIVO "Papalin" --- パパリンの音楽の全て > 中世ヨーロッパの音楽(ルネサンス以前)
Papalin さんがリコーダー生演奏のストーリミング配信をされているサイトIL DIVO "Papalin" --- パパリンの音楽の全て の中世音楽セクションなのですが、その内容がすごすぎます。 なんと古代ギリシアの「セイキロスの墓碑銘」に始まり、ビンゲン、初期ポリフォニー、ノートル・ダム楽派(レオナン、ペロタン)、13世紀のモテト、カルミナブラーナ、聖母マリアのカンティガ、モンセラートの朱い本、マショー、ダンスタブル、デュファイ、アルス・スブティリオール、セルデン写本のキャロルなどが、所狭しと並んでいます。 素晴しすぎます。 しかも、まうかめ堂作の現代譜はすべて演奏して下さっているようです。 Congaudeant Catholici のバージョン違いだけでなく、「夏は来たりぬ」Sumer is icumen in の Bukofzer による二分割リズム版まで演奏してくださっていて、感動ものです。 演奏はどの曲も聞きごたえのあるものばかりで、なんと言うかノリと呼吸がすごくよくて、聞いた後にしっかり心に残るものばかりです。 この演奏の説得力はまうかめ堂のMIDIには不可能なものですね。 さて、上のリンクはPapalinさんのサイトの中世音楽のページへのリンクでしたが、Home へ上がれば中世以外の音楽のさらなる広大な世界が広がっています。 みなさん是非訪れてみてください。


中世音楽の資料や楽譜に関するサイト

Thesaurus Musicarum Latinarum (TML)
3世紀から17世紀、中世・ルネサンス期にラテン語で書かれた音楽に関する論文を、おそらく全部集めようとしてるすごいデータベースです。(このようなサイトが既に90年代には存在していたというのはちょっと驚きでした。余談ですが、Project Committee には Margaret Bent が控えていたりします。)Thesaurus Musicarum Latinarum、直訳すれば「ラテン(語)の音楽の宝庫」という名の通り、人によっては宝の山のようなサイトです。(かく言う私も、ここを見付けてしまったおかげで、真面目にラテン語の勉強をしなければならない、という心境に追いこまれました。) Boethius: De institutione musica, Musica enchiriadis, Scholia enchiriadis, Guido d'Arezzo: Micrologus, Anonymus 4: [Musica], Johannes de Grocheio: De musica, Johannes de Garlandia: De musica mensurabili, Franco de Colonia: Ars cantus mensurabilis, Philip de Vitry: Ars nova, Johannes de Muris: Libellus cantus mensurabilis, Jacques de Liege: Speculum musicae... 全てここにあります。


Texts on Music in English (TME)
こちらは英語の音楽の論文を集めたサイトです。faburden の節にはすこしお世話になりましたが、中英語だというのがなかなか手が出しにくいところです。


Traités français sur la musique (TFM)
フランス語の音楽の論文を集めたサイトです。中世音楽に関するところでは1600年以前のところで Eustache Deschamps の L'Art de dictier が重要ですが、中世以外も興味深い文献が満載です。 特に17世紀、18世紀ではデカルト、ホイヘンス、メルセンヌ、ダランベール、ルソーなど、音楽以外の功績で知られる人々の音楽に関する文献が読めます。また18世紀ではラモーの音楽論文が読めます。


saggi musicali italiani (SMI)
こちらはイタリア語の音楽の論文を集めたサイトです。(但し15世紀以降。)ここの文献は私は全く読めません。


Bodleian Library: Western manuscripts to c.1500: Browse images
Oxford 大学 Bodleian Library のサイトの一部で、11世紀以降の資料(音楽とは限らない)を高画質なカラー画像で公開しています。所蔵している膨大な資料全体からすればこれはほんの一部かもしれませんが、これだけでも非常に面白いです。楽譜も結構置かれていますが、まうかめ堂的に興味を魅かれるのは、14世紀 Italy の MS. Canon. Pat. Lat. 229, fols. 53-56 で、ここにはミサ曲の断片のほかに Jacopo da Bologna や Magister Franciscus の世俗曲、マショーの Ma fin est mon comencement そして、チコーニアの Sous une fontaine があります。


La Trobe University: Medieval Music Database
オーストラリアのメルボルンにある La Trobe 大学の図書館のサイトの一部で、中世の(といってもほとんど14世紀だけですが)写本の詳細なカタログのデータベースを提供してくれています。写本、作曲者、詞などからブラウズや検索が出来、使い勝手が良く、また与えられる情報も詳細です。アルス・ノヴァからアルス・スブティリオール(トレチェントも)に関してはなかなか使えるサイトです。また幾つかの写本( Gradual, Antiphonal などの単旋聖歌集)のまるまる一冊の画像も公開されています。


The Cantigas de Santa Maria
13世紀スペインでアルフォンソ10世「賢王」のもとで編まれた巨大な単旋歌曲集「聖母マリアのカンティガ集」のファクシミリが GIF (& PDF)画像として収められているサイトです。この手稿本には、主に聖母マリアを題材とした400曲以上の頌歌とともに、10 folio ごとに美しい彩色の細密画 miniature が描かれています。これも(一部はカラーの) JPEG 画像として収められています。これらの細密画には当時の様々な楽器を演奏する人々の姿が生き生きと描かれていて、当時の楽器演奏の様子、あるいは具体的な奏法を知る上で非常に貴重な資料となっています。


Las Cantigas de Santa Maria 聖母マリア頌歌集
島田 聡さんの「聖母マリアのカンティガ集」のページです。すぐ上のサイトでは一部モノクロでしか見られない細密画がありますが、こちらでは全てが色鮮かなカラー画像(GIF)で見られます。その他、この写本の解説や CD 紹介などが日本語で読めることがとても良いです。島田さんはプロの写真家さんとのことですが、そのエキスパートの御技の数々を、親サイトである Walk から見ることができます。これは本当に素晴しい、是非御覧になると良いと思います。


Llibre vermell de Montserrat
Llibre vermell de Montserrat 『モンセラートの朱い本』として知られる写本まるごとの画像をここで見ることが出来ます。


Bodleian Library MS. Arch. Selden B. 26
'The Selden Carol Book' または『セルデン写本』として知られる15世紀イングランドの写本の全部が、とても大きくて高品質の JPEG 画像で見られるサイトです。なお、この写本に収められたキャロルに関する「まうかめ堂」の記事はこちらです。


WPWT: Sumer is icumen in
Wessex Parallel WebTexts というサイトの一部で、中世イングランドで最も有名な曲(の一つ)であるカノン Sumer is icumen in 『夏は来たりぬ』について詳しく解説しています。「まうかめ堂」のこの曲に関する解説は、だいぶこちらを参考に書かれています。


Digital Image Archive of Medieval Music
膨大な数の中世音楽の写本の画像がアーカイヴ化されて、Web 上でアクセスできるようになってるという夢のサイトです。 しかし!完全なアクセスのためには registration が必要です。 registration は簡単で, メールアドレスと所属を書いてパスワードを設定してポチッとなでOKです。 画像の閲覧にはアカウントを作ってログインが必要となる場合多いですが、ものによってはその必要がないものもあります。文字情報だけなら自由にみられます。


www.spielleut.de
ドイツ語のサイトですが、中世の器楽曲や『聖母マリアのカンティガ集』や『モンセラートの朱い本』の曲の transcription (と一部 mp3 )が大量に置いてあります。古楽器の音声データ(mp3)付きの紹介、写本のサイトへのリンクなど、ある種の中世音楽に関して極めて実用的なサイトです。


Choral Public Domain Library
グレゴリオ聖歌から20世紀の合唱曲まで、Public Domain にある free sheet music が大量にアーカイヴ化されています。


WIMA: Werner Icking Music Archive
こちらも膨大な free sheet music をアーカイヴ化している有名サイトです。こちらは MusixTeX の関係者の人が大きく関わっているようです。
※こちらは現在は次の IMSLP に吸収されました。


IMSLP: ペトルッチ楽譜ライブラリー
いまやパブリックドメインの楽譜のアーカイヴとしては最大級のものでしょう。 中世音楽以外の楽譜についても、いつもほんとにお世話になっています。


※上にいくつか中世の音楽写本の画像が見られるサイトへのリンクを載せましたが、これ以外にも沢山そういったものが見られるサイトがあります。そういったサイトへのリンクを次のページにまとめました。
-> [中世音楽写本のデジタルアーカイヴへのリンク集]

その他

Early Music FAQ
世界の古楽サイトを語る上でこちらは外せません。1994年に始まったという老舗のサイトですが、もともとはインターネットが一般的でなかったころの Usenet newsgroups が起源だそうですから随分な歴史があります。テキスト的な内容は非常に豊富で、とりわけ古楽 CD のデータベースは他に類を見ないものだと思います。まうかめ堂的にこのサイトがカッコイイと思うのは、決してサイトデザインなどというよこしまなものに拘泥しようとしない、ほぼ全て text data のみ(最近一部 gif 画像あり)、HTML のもともとの精神にのっとった構造化された html 文書のみで構成されたサイトであることです。例えば、アスキーアート化された「グイドの手」を見たときは感動ものでした。


Musica Antiqua of ISU
Iowa State University で結成されたという古楽器による演奏団体のページですが、この中に様々の古楽器について、文章と画像と音声データ(wav & mp3)で解説してるページがありそこがとても良いです。圧巻は Serpent でしょうか。


楽譜のアトリエ Clavisnew
楽譜制作・浄書、教材作成等をされている「楽譜のアトリエ Clavis」さんのサイトです。 中世・ルネサンスの音楽理論において、あるいは記譜法の歴史において、最重要な "key" term の1つである "clavis" をその名に冠しているあたり、並々ならぬものを感じます。 本来の活動に関する情報の他に「楽譜探訪」と題されたコーナーが設けられ、楽譜の歴史、浄書の歴史、版に関することなど、楽譜にまつわる様々なことがらが紹介されており、楽譜から音楽を考えるという視点を学ぶことができます。 またきちんとした成書からなる参考文献や、さらなる様々な情報に触れられるリンクも充実しており、興味を持ったら先に進めるような配慮がありがたいです。 このコーナーは「随時更新中」とのことで、今後の展開も楽しみです。