Diary 2005. 9
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9月23日 (金)  公開中のこと

すこしたいへんなことになりました。

昨日、5月に訪れたハーバード大学の研究所のウェブサイトをなにげなく眺めたところ、新年度にともなってサイトが更新されており、ニューズレターの最新号が掲載されていました。見出しを見ますと、わたしたちの訪問のことも記事になっているようです。

クリックしてみたところ、5月の発表のあと、研究所の方々といっしょに会場で撮影された集合写真がぬっと現れました。よれよれになって発表を終えたばかりの、髪の乱れた、顔をぱつぱつと紅潮させたお嬢さんが写っています。集合写真のなかの紅一点なので、目立つことこのうえありません。

来年も、同じ研究所を訪れることになっています。今度はいろいろと気を付けたいものです。

写真は、郷里の庭に咲いていたのうぜんかずらの花です。いかにも夏らしい景色なので、思い出に置くことにいたします。

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9月19日 (月)  川柳アーカイブのこと

さきほど、まうかめ堂さんから、わたしが以前に書いては送信していた川柳(もしくは俳句)の膨大なデータが送信されてきました。ご自身の端末のデータを整理していたところ、出てきたということです。

いくつかを除いては、作ったことも送信したことも完全に忘れていたものでしたが、この機会にいくつかを書き出しておくことにします。

以下に掲げる句は、わびさびや風情は問わず、句のどこかに「うしがえる」という語が入っていればよい、というきまりをまうかめ堂さんから与えられて作成されたものです。「うしがえる」という語が季語であるかがわからないので、いちおう川柳としておきました。

送られてきたデータは膨大なものでしたが、ここでは公序良俗に反するもの、状況説明に時間のかかりそうなものを除き、便宜的にいくつかの部立てをして掲示をいたします。

なお、写真は郷里の庭にいた雨蛙を接写したものです。うしがえるの写真が準備できませんでしたので、かわりに載せました。

四季の部
  うしがへる ぼたんのはなに あとずさり
  うしがへる 若葉のころは胃がいたい
  ふぢ棚に のぼって壊す 牛蛙
  いちめんの もみじのしたは うしがへる
  
動作の部
  うしがへる 池のほとりで ニーチェ読む
  うしがへる ねがえり打って 池に落ち
  うしがへる 池に飛び込み 腹を打つ
  うしがへる なかせておけば なくばかり
  ぱつぱつと 音たてている うしがへる

その他の部(「季語」を含まないものなど)
  うれしさは さほどでもなし 梅雨の空
  グラムシは どんな虫かと 祖母が聞く
  いのしし堂 ヌーベルバーグ ばかりある

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9月16日 (金)  英語のこと

きのうは、アーキヴィストの見習いをさせていただいている研究所に、オーストラリアからお客さまが来られました。お客さまはふたりで、実際に大学で社会科学の研究をされている方と、その大学の社会科学関係の研究所のマネージメントをされている方です。

上司にあたる助手の方が、ちょうど外国に出張しておられたので、史料の説明はもうひとりの助手さんとわたしで行いました。日本語をとても上手に話されるひとりの研究者の方は、あとの用件があるということですぐに中座され、あとにはマネージメント担当の方と助手さんとわたしが残りました。

3人のあいだの共通の言語は英語か中国語です。どちらを選ぶか考えたあと、けっきょく説明は中国語で行うことになりました。中国語のほうが、3人が持つ専門用語の語彙数が多く、聴き取りがわからない場合は手にとっていただいて説明ができるからです。といっても、わたしの中国語は大学で1年習っただけですので、大部分の説明は助手さんに通訳をお願いしました。史料の説明が終わったあとは、お弁当をいただきながら組織の説明をして、だいたい時間になりました。

書庫に戻ろうとしたところ、所長さんから、お客さまを次の訪問場所まで送っていってもらえますかと頼まれました。研究所から次の訪問場所までは、乗り継ぎを1回して、歩く時間も含めると30分ほどかかります。荷物を持ち、きっぷをかわりに買って、いっしょにとことこ付いて歩きました。

30分いっしょにすごすと、なにかお話をしなくてはなんとなく間がもちません。オーストラリアには地下鉄がありますか?とか、ご家族とごいっしょにお住まいなのですか?とか、犬と猫とではどちらがお好みですか?とか、たどたどしい会話をしながら、ああ、やはり英語も勉強しなくては、と強く思いました。こちらが伝えたいことを伝えるために、というよりは、せっかく見学やレファレンスにおいでになった方に少しでも便利がよいように、です。

英語をしなくては、とそわそわしているのには、もうひとつ理由があります。
来年の2月から3月にかけて、再びアメリカに出かけることになりました。今度は、旅行やお仕事に関するすべての用件をひとりでしなければなりません。季節が冬なので、飛行機が遅れたりするかもしれず(きっぷはまだ買っていませんが、アメリカの飛行機会社がこれからどうなるかも心配ではあります)、今からなんとなくおなかがしくしくしています。

写真は、ハーバード大学フォッグ美術館の入り口です。この美術館では、フラ・アンジェリコの絵を初めて見ることができました。



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9月14日 (水)  プリンのこと

まうかめ堂さんに新しく用意していただいた日記ツールでは、画像は元のサイズにかかわらず、画面の上では同じ大きさに表示されます。サイズを指定したのにふしぎだなあと思っていたところ、あとでそのように教えていただきました。

画面上の写真のところをクリックすると、元のサイズの画像が別窓で表示されます。画像は、ふつうの大きさのディスプレイにだいたいおさまる大きさぐらいにしてあります。

きのう、駅を降りて家までの道を歩いていたところ、道ばたにワゴン車を止め、ドアをあけて車内の灯りをつけ、なにかを売っているのに出くわしました。ちりちりと鈴を鳴らしているので近付くと、たいへんおいしそうなプリンです。普通の大きさのお豆腐の厚みを半分にしたぐらいの大きさと高さのものを2パック求め、ほくほくと家に帰りました。

このプリンは、以前におなじ街の別のところで求めたことがあります。もっしりとして味が濃く、なにかなつかしい感じがします。また出逢うことがあれば、と思っていたものでしたので、さっそくうまうまといただきました。

以下、勝手な想定と比較を書きますと、わたしは、ババロアとプリンがあれば、迷わずプリンを選ぶほうです。ババロアとムースであればババロアを選びます。プリンとパンナコッタでは、かなり迷いますがパンナコッタを選ぶかもしれず、ですが、きのうのプリンと市販のパンナコッタとでは、きのうのプリンを選ぶかもしれません。傾向としては、ミルクの味がして触覚がよいものを好むようです。

この写真は、郷里で実ったトマトです。毎日収穫しないと落ちてしまうので、せっせとボウルに摘んでいました。放任しているわりには、たいへん濃厚な味のするトマトでした。

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9月12日 (月)  帰京のこと

8月10日より9月4日まで郷里に戻っていました。

長い間帰郷していたのは、アメリカに出かけていたために5月の帰郷ができなかったためと、妹がおかあさんになったために、赤ちゃんの世話や育児の後方支援をするためでした。

郷里では、家事や育児を主としながら、近郊に遊びにでかけたり、親戚のところに墓参や顔見せに出かけたりもしました。

また、デジタルカメラを持って帰ったので、身近のものをいろいろ撮影してみました。下にある桔梗の写真は郷里の庭に咲いたものです。

まうかめ堂さんのサーバの移転にともない、日記もあたらしい場所をいただきました。レイアウトに不慣れなところがあるかもしれませんが、慣れるまで少々お待ちください。

それでは、これからもおりおりよろしくお願い申し上げます。

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