Diary 2007. 7
メニューに戻る
7月25日 (水)  あまがしのこと

お嬢さんが高い熱を出したのは7月1日のことでしたが、仕事を休んで療養をしていた6日間、お嬢さんは部屋にあったさまざまな食品と、階下の大家さんがこしらえて運んで下さった滋養のある食品とで命をつないでいました。

大家さんが運んで下さった食品のなかでも、あずきをやわらかく煮てうす甘い味付けをし、ふだんより小ぶりに丸くした白玉を入れてよく冷やしたおぜんざいはたいそう口に合いました。

似たような食品をじぶんでも買っておいたはずだと思ってストックをさがすと、以前沖縄物産直売店で求めた「あまがし」の缶詰が出てきました。これもまた、お嬢さんの滋養回復にたいそう役立ちました。

きょうはすこし早く帰宅したので、夕食のあと、思い立って「あまがし」をこしらえてみました。

「あまがし」は、押し麦と豆類(小豆、きんとき豆、緑豆など)をやわらかく煮て、黒砂糖で甘みをつけた沖縄の伝統菓子です。ストックをさがした時に、ずっと以前に郷里から送っていただいた自家製造のあずきの水煮の缶詰があることに気づいたので、きょうは小豆だけでこしらえました。押し麦は、ときおりごはんに混ぜていただくことがあるので、買い置きのものを用いました。

押し麦を水に半時間ほど浸しておき、なべにあけて水を入れて水から火にかけ、沸いて麦がやわらかくなったら小豆の水煮と黒砂糖を加えます。黒砂糖のあくをとりながら少し煮込んだら、火をとめて蓋をして蒸らします。

「あまがし」は、あたたかいままでも、冷やして氷を浮かせても、かき氷をふりかけてもおいしくいただくことができます。生姜のしぼり汁をすこし入れていただくのが本式のいただき方のようです。

郷里に電話をしてみたところ、祖父母が夏まけをおこしているらしいことを教えていただきました。帰郷したらさっそくこしらえてみようと思います。

写真は、母の里の前庭です。農繁期であまり手を入れていませんが、山を借景にした、とても美しい庭です。

20070725-1.jpg



7月24日 (火)  くりくりのこと

7月1日の夜に高い熱を出し、それが3日ほど続いたあと、お嬢さんの首(もしくはあごの奥)にはくりくりしたしこりができました。

熱がおさまったあとも、くりくりは残りました。はじめての症状なのでなにか心配になり、大きなお医者の耳鼻咽喉科にでかけたのは先々週のことであったと思います。

耳や鼻の奥をよく見ていただいたり、鼻からのどに細いカメラを通して内部の様子を調べていただきましたが、見たところではとくに異常はありませんという診断が出ました。それでも念のために血液をとり、その検査の結果を聞きにでかけたのは先週のことでした。

血液検査でも、とくに異常を示す数値はありませんでした。これ以上の通院は必要ありませんので、さいごになにか質問はありませんか、とお医者さんがたずねた時、お嬢さんは親知らずのことを思い出し、くりくりの真上のあたりの歯を手術で抜いたことを話しました。お医者さんはなにか得心したようで、それでは歯医者さんにも行ってみてくださいと言い添えて下さいました。

アーキヴィストのお仕事をしているところで、今週末に進行説明会があるので、歯医者さんに出かける時間はなかなか取れませんでしたが、きょうは準備が終わって時間がとれました。予約をとって歯医者にでかけると、以前抜歯前後のケアをして下さっていた若先生が、レントゲンを準備して待っていて下さいました。

レントゲンの結果と、歯や歯の周辺をつついてみた結果、以前抜歯をしたあたりに歯肉炎ができていることがわかりました。身体の抵抗力が落ちていると、歯肉炎の菌が首に入ってくりくりを引き起こすことがあるそうで、きょうは抗生物質をいただき、なおくりくりが続くようであれば歯の神経の治療をもう一度やってみましょうということになりました。

これからまた、ちっと痛い日が少し続くことになりそうです。

写真は、父の兄の家の前にある葡萄棚です。

20070724-1.jpg



7月22日 (日)  音楽商店のこと

お嬢さんの家にあたらしいコンピュータがやってきてから1週間がすぎました(やってきたのは先週の土曜日でしたが、箱から取り出してセットアップをしたのは日曜日でした)。

その後、プリンタがあたらしいOSに対応していないことがわかり、お嬢さんは泣く泣くプリンタを買い替えました。あたらしいプリンタは複合機になっており、コピーやスキャナもついています。夏に郷里に帰ったら、むかしの写真をすこし借り出してとってみようと思います。

そのすこし後、用があってアップル社のサイトをながめていたところ、特売品のコーナーにひとつ前のipodが出ているのを見つけたお嬢さんは、気がつくとipodを買っていました。通勤時間がそう長くないので、入れておく音楽もすこしで済むと思い、現在は半分をデータの場所、半分を音楽の場所に仕切って使っています。ですが、イヤホンで音楽を聞くのはまだ馴れません。

きょうは、はじめてiTMS(音楽をダウンロードするサイト)にでかけてみました。どのような決済を選ぶかまだ決めていないので、音楽を買ってくるには至りませんでしたが、検索によっていろいろな音楽が登録されているのをながめることはできました。

まうかめ堂さんの専門領域である古い音楽も、たくさんの種類が登録されていました。曲名で検索をかけると、(古い音楽において)有名な曲や旋律の美しい曲は、何人もの演奏者によって演奏されていることがわかります。

まうかめ堂さんにお知らせしたところ、まうかめ堂さんもたいそう驚いておられました。まうかめ堂さんがipodに手を伸ばす日も、そう遠くないかもしれません。

写真は、アメリカの親戚たちとお嬢さんたちの一族が、アメリカを去る日にとったものです。

20070722-1.jpg



7月17日 (火)  買い替えのこと

これまでお嬢さんが日記を書くのに使っていたのは、マッキントッシュ社のiMacG3というコンピュータでした。

iMacG3の前には、同じくマッキントッシュ社のCentolisというコンピュータを使っていました。これは知り合いからいただいたマシンで、お嬢さんにとっての初号機になります。

Centolisはたいへん頑丈なマシンで、箱をあけてメモリを増やしたり、綿ぼこりを取り除いたりすることが素人のお嬢さんでもできました。しかし、いわゆるPower Macが主流となっていた時代に処理速度ののんびりさは否めず、2001年の末に購入したのがiMacG3でした。

2001年末の段階で、iMacG3はそろそろ新型機にかわられようとしていた頃であったと思います。そのようなわけで、このiMacは電器屋の店先で、展示処分品特価およびプリンタ無料特典つきで売られていました。色は紺碧色でした。

今回、マシンがこわれてしまった理由は、出てこなくなったCDを無理に取り出そうとして(CDのメディア自体がすこし歪んでいたためでした)、のばしたクリップを深く差し込みすぎたためであると思われます。

当初は何事もなかったかのように動いていたマシンでしたが、少しするとディスクの損傷というエラーが現われるようになり、修復ソフトを用いても完全に修復ができなくなってゆきました。

主電源を入れてもクエスチョンマークが点灯するだけになってしまってからも、マシンは2度ほど、リストアによってよみがえりました。しかし、もう3度目はありませんでした。

いわゆる家電製品のリサイクル制度が整備される以前のマシンでしたので、マシンをひきとっていただくには費用と手数がかかります。

いま、お嬢さんの部屋には、梱包を終えて引き取られるだけになっているiMacG3と、あたらしく動いているインテルつきiMacが同居して、部屋をいっそう狭くしています。長らくお世話になってきたマシンでしたので、梱包の最中にも何度か感無量になることがありました。

写真は、春先に郷里の庭でとった花です。きちんと表示されているでしょうか。

20070717-1.jpg



7月16日 (月)  ひさしぶりのこと

たいへん長い間更新をお休みしておりました。

更新をお休みしていた主な理由は以下の通りです。

1、長らく愛用していたパソコンが、数度の故障を経て長逝いたしました。故障の度合いがだんだんひどくなり、おそらく再起はかなわないだろうと思っていたあたりから、つとめてバックアップをとるようにしておりましたので、とりかえしのつかないデータの損失はまぬがれましたが、修理ではなく買い替えを選んだことで、OSがいっきょにあたらしくなりました。
昨日、注文したパソコンが届いたので、さっそくセットアップをしてこれを書いておりますが、まだ操作に馴れません。
長い間親しんできた愛機の最期については、また書くことがあるだろうと思います。

2、7月1日より、謎の体調不良がおこっておりました。急な発熱とともに首筋にくりくりが生じ、同時に声が出なくなりました。
まるまる一週間お仕事をお休みし、その間お医者さんにかかっておりましたが、お医者さんの見立てではリンパ節になにか菌が入ったのでしょうということです。今週のなかばに血液検査の結果を伺って、それで診断が確定する見込みです。

3、仕事がたいへん忙しく、パソコンにむかう時間が物理的にとれませんでした。

きょうは連休ということもあり、時間をとってこちらを書いています。たいへん間隔があいてしまいましたが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

あたらしいパソコンに入っている写真の加工ソフトの使い方に馴れておらず、現在写真を表示させることができません(サイズを縮小させる方法がよくわかりません)。文字だけで失礼いたします。


2007/7
SuMoTuWeThFrSa
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

前月     翌月