中世音楽の音階、ソルミゼーション、旋法
ここでは中世音楽の音高組織について解説したいと思います。
すなわち中世音楽のベースとなる音階のシステムはどんなものだったのか、音の名前はどのように呼ばれていたのか、などについてお話しします。
また、教会旋法、すなわち単旋音楽の旋法についても解説を試みたいと思います。
目次
参考文献
一般的な参考文献を挙げておきます。
- 金澤正剛『古楽のすすめ』(音楽の友社, 1998), 特に第四、五、六章
- 金澤正剛『中世音楽の精神史』(講談社選書メチエ, 1998), 特に第二章
- ニューグローヴ世界音楽大事典, 講談社, 1993-95. 「旋法」「ソルミゼーション」「ヘクサコード」「グイード・ダレッツォ」等の項目.
また原書の第二版の対応する項目.
- 我無人さんの「フランドル楽派の音楽家たち」の中の
「ルネサンス期のソルミゼーション」,
「旋法」等のページ
- Stefano Mengozzi, The Renaissance Reform of Medieval Music Theory: Guido of Arezzo between Myth and History, Cambridge University Press, 2010.
- Stefano Mengozzi, Virtual Segments: The Hexachordal System in the Late Middle Ages, The Journal of Musicology, Vol. 23 (2006), pp.426-467.
- Doleres Pesce: The Affinities and Medieval Transposition, Indiana University Press, 1987.
- Richard Crocker: Hermann's Major Sixth, Journal of American Musicological Society, Vol.25 (1972), pp. 19-37.