5月31日 (水) 滋養のこと
先週の水曜日に日本に戻ってきてから、大事をとってその週はお休みをしていたのですが、週があけてもお嬢さんの体調はどうも本調子ではありません。
昨日は、お仕事のあとで小籠包をいただいて帰ってきたのですが、帰宅すると胸につかえる感じがして、そのまま洗面所に入ってしまいました。
きょうの朝食は、昨日こしらえたゆで卵と野菜をサラダにしたものでしたが、歯みがきのとちゅうで胸につかえる感じがして、やはり洗面所に入ってしまいました。ねんのために昼食をぬいてお腹を休ませ、帰宅してから脂をよく抜いた牛のスープを引き、少しいただいて今に至っています。察するに、生のもの、香料の強いもの、脂の多いものは、おなかのぐあいが落ち着くまで、今後少し控えたほうがよいかもしれません。
水分のかたちで滋養をとることはできるので、夕食のあとは、紅茶を冷やし、買っておいた枇杷を砂糖煮にしました。氷糖に水を加えて煮立て、香酒をごく少し加えたところに皮をとった枇杷を入れ、少し火を通します。
冷ましてから、砂糖煮用のガラスジャーに入れ、冷蔵庫で密閉して何日かおくと食べられます。汁を湯でごく薄く割ったものがお嬢さんの滋養物です。
写真は、3月にニューヨークに出かけたおり、コロンビア大学の先生が連れて行ってくださった食料品店の店先を撮ったものです。「○○(数)for ○○(価格)」という標記は、たとえば「6個で5ドル」ということを表わしています。
(追伸) 数日前の日記で書いた「フェンウェイ球場」は、ニューヨークではなくボストンにある野球場でした。この球場はレッドソックスの拠点球場にあたります。
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5月30日 (火) たまご料理のこと
連休を郷里ですごし、そのあと間をおかずにアメリカに出かけることになっていたので、5月になってからというもの、お嬢さんは料理らしい料理をせずにくらしていました。
すこしおなかをこわしてアメリカから帰ってきたので、帰ってきた週は用心をして家にある保存食をいただいていました。 ねんのためお休みをいただいていたお仕事に月曜日から戻り、外にでかけるようになったので、きょうはとても久しぶりにスーパーに立ち寄り、材料を買って帰宅しました。
お嬢さんの家に、ふだん切らさず置いてある生鮮材料はたまごと牛乳です。牛乳は果物といっしょに朝食のおりにいただき、たまごは適当に調理していただいています。
おなかが本調子ではないので、きょうは温泉卵をこしらえることにしました。家には真空調理鍋がありますので、温度計で70度にはかったお湯に卵を浸し、15分保温すると温泉卵ができます。
きょうはまた、旅行中の写真が現像依頼先から届いていました。それぞれの親族に送るぶんと自宅のぶんとを分け、さらにそれらを時系列にならべてアルバムに入れていたところ、真空調理鍋に入れていた卵を取り出すのを忘れてしまいました。
卵を取り出し、おそるおそる割ってみると、それはそれで黄味の色のよい固茹ででした。野菜といっしょにドレッシングをかけて朝食にしようと思います。
写真は、アメリカに滞在していたおりのホテルの朝食です。朝食は食堂に用意されており、すきなものをとっていただいていました。
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5月29日 (月) カムデンヤードのこと
アメリカに到着した日の夕方は、日本の一行全員といとこ夫妻、商用でワシントンに来ておられたいとこの夫の兄一家で野球観戦にでかけました。
ワシントンには、むかしセネターズ(上院議員野球団)という野球チームがあったそうなのですが、今はありません。現在、ワシントンに最も近いところに本拠地を持っている球団はオリオールズ(椋鳥野球団)です。
オリオールズが本拠地とする球場はボルティモアにあり、カムデンヤードと呼ばれています。昨日の写真ですと、ビルのあいだにノスタルジックな姿をあらわしておりますが、建てられたのは10数年前ほど前のことなのだそうです。
建てるにあたっては、ニューヨークのフェンウェイ球場やシカゴのリグリー球場など、古くからある球場のよい雰囲気をあわせたものになるよう注意が払われたのだと、いとこの夫が教えてくれました。
この日のオリオールズの相手は、ボストンに本拠地を持つレッドソックス(赤靴下野球団)でした。いとこ夫妻をはじめ、いっしょにでかけたアメリカの親族たちはみんなレッドソックスを応援したのですが、この日はよい所がなく負けてしまいました。オリオールズとレッドソックスは3連戦をしていて、レッドソックスが負けたのは今日がはじめてだったのだそうです。
写真は、カムデンヤードの入り口に建てられているべーブルースの像です。べーブルースはボルティモア生まれです。
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5月28日 (日) 訪米と帰国のこと
5月17日から5月24日まで、家族および母親の親族の総勢6名で、アメリカ合衆国のワシントン周辺に出かけていました。
今回の旅行の目的は、わたしの従姉妹(母の妹の長女)の夫の博士学位授与式に親族で参列するためです。
どの学位であるかにかかわらず、学位授与式のことを英語ではコメンスメントといいます。いとこの夫はメリーランド州カレッジパークにあるメリーランド大学で教育心理学を学んでおりましたが、今年の博士学位授与者は4名であるということでした。
従姉妹から聞いていたところによると、コメンスメントという行事は、アメリカでは日本の卒業式よりもっと盛大に行われるとのことでした。アメリカ全土(カナダもふくむ)から従姉妹の夫の親族が結集するので、日本からもたくさんの親族が出かけることにしたものです。
お嬢さんがアメリカに出かけたのは、これで4回目になります。 これまでの旅行と同じく、この旅でもいろいろなことが発生しました。これから少しづつ書いてみようと思います。
写真は、現地時間の5月17日にボルチモアのカムデンヤードという球場で開催された、レッドソックスとオリオールズの試合の開会式です。この写真が撮られたのは夕方7時でしたが、空はこのようにまだ明るいものでした。
中央に整列している水色のシャツの方々は、この試合で国歌を演奏することになっているどこかの地域の市民合唱団の方々です。男声4部合唱でアメリカ国歌を演奏して下さいました。
合唱の出番のあと、この方々はまとまって席に付き、野球の応援をしておられました。無料で試合が観戦できる、というのが、国歌演奏のお礼なのかもしれません。
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5月10日 (水) 日本テーブルのこと
過日は、家族の用事でアメリカに出かけることになったことを書きました。
保険に入ったり荷物の託送を申し込んだりするのには、行きと帰りの飛行機の便名が必要なのですが、郷里では母が仕事に忙しく、また、いっしょにでかける母の姉妹もそれぞれに忙しく、なかなかたずねることができません。そのため、いとこにメールを書いて直接たずねてみて、やっと埒があきました。
ワシントンまでは直行する飛行機に乗りますが、行きの出発は午前11時とのことです。早くチェックインをして、いわゆる「よい席」をとりましょうということで、一族は前日から成田空港の近くに宿泊することになっています。
いとこからは、飛行機の便名といっしょに、アメリカに着いてから予定されているいろいろな日程も届きました。
到着したその日の夜に野球を見にでかけたり、帰国の前日が学位授与式であったりと、今回も旅程がみっしり詰まっているようです。ですが、今回は家族がいっしょです。心細いことはありません。
今回の旅行の中心行事となるのは、学位授与式の前日にレストランを借りて開催されるお祝い会です。いとこの夫の両親、および彼らのきょうだいとその配偶者およびこどもたち、いとこの夫のきょうだいとその配偶者およびこどもたち、と、アメリカとカナダから、およそ20人ほどの親族がやってくる予定であるそうです。
お祝い会はあらたまったものではなく、テーブルに料理や飲み物を並べ、めいめいが自由にお話をしながら飲み食いをするスタイルです。
その中で、ひとつのテーブルは「日本テーブル」と名付られる予定です。日本のテーブルクロスや食器でテーブルコーディネートをして、わたしたちが日本から運ぶお菓子やおつまみ、お酒を並べ、おもてなしをするという趣向です。
現在予定されている飲み物は、手作りの梅酒、地元の日本酒、沖縄の泡盛、焼酎、などです。 たべものは、せんべいとおかき各種、手作りの梅漬、かりんとう、五色豆糖、かすてらなどを、一族が分担して荷物に入れて持っていくことになっています。
かすてらは洋菓子のように思われますが、アメリカに出かけてみて、似た菓子を見ないことに気付きました。ブラウニーのようなもそっとした重さではなく、クッキーのようなさっくりした感じでもない、かすてら独自の進化があるようです。
写真は、ハーバード大学のサイエンスセンターに貼り出してあったなにかの問題文です。よいアングルの一枚になったと自分では喜んだのですが、まうかめ堂さんからは、問題文のさいごが画面に入っていないので、どうも気になってしかたがないというコメントをいただきました。
なお、まうかめ堂さんの発表はたいへんうまくいったとのことです。安堵いたしました。
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5月8日 (月) ワシントンに行くこと
5月17日から24日まで、アメリカのワシントン特別市およびメリーランド州に母親とでかけて参ります。母親の妹とその子、母親の姉とその夫もいっしょで、総勢は6名です。
今回のアメリカ行きは、いとこ(母の妹の子)の夫の博士学位授与式に参加するためです。 いとこの夫はメリーランド大学で教育心理学を専攻しています。学資のために日本で学校の先生をしていたとき、いとこと出会い結婚しました。
いとこの結婚式はナシュビルでおこなわれ、披露宴は日本でおこなわれました。こんどの学位授与式は、結婚式と同じぐらい大切な行事であるということで、またみんなでアメリカに渡ることにしたものです。
お嬢さんの家では、ほんとうは父と母がアメリカに行く予定になっていました。ですが、父親の仕事の日程調整がどうしてもつかず、再びお嬢さんに矢が立ちました。
ヨーロッパや東南アジアに出かけたことが一度もないのに、昨年と今年で3度もアメリカに出かけることになるのは(しかもすべて東海岸ばかり)ふしぎなことです。
帰京したばかりで、また旅行の準備をするのはたいへん慌ただしい気分です。すぐ家を空けることになるので、この期間はすこし自堕落をして、食事は外ですませるかデリですませることにしました。数種類の保存食と朝食用の牛乳が入っているだけの冷蔵庫が目新しく見えます。
写真は、2月にボストンでいただいたロブスター盛り合わせプレートです。たいへん分量が多かったので、卵ととうもろこしは残してしまいました。
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5月7日 (日) 帰郷のこと
はじめに、おしらせを書いておきます。
まうかめ堂さんのお住まい(「まうかめ堂」とでも言うべきでしょうか)の転居にともない、まうかめ堂さんのお住まいの通信環境も再構築されることになりました。その手続きや回線工事のあいだ、まうかめ堂さんはご自宅でインターネットができなくなっております。
こまめな管理が必要なBBSなどは閉じてゆかれたのですが、こちらの日記の更新情報については、更新がたいへん不定期であるために、暫定的な手当てとして更新日付の部分を抽象的なことばに置き換えていただきました。たいへんご面倒をおかけいたしますが、まうかめ堂さんが戻ってくるまでのあいだ、日記の更新は、実際に記事の部分まででかけていただかないと確認することができません。
以上、お知らせでした。
4月28日から5月7日まで帰郷しておりました。春の連休には帰郷することがならわしであったのですが、昨年は用があってアメリカにでかけており、それがかないませんでした。今年は日程もよく、長いあいだ郷里にいることができました。
ただ、あわただしく帰郷のパッキングをしたため、デジタルカメラを郷里に持ってゆくのを忘れてしまい、山里のさくらのにぎわいや庭の春の花々を撮ることができませんでした。写真は猫の山里の猫ですが、これは昨年夏の写真です。なお、この猫は元気に大きくなっております。
帰郷のしたくがあわただしくなってしまったのは、体調の恢復の度合いと帰郷の交通混雑の度合いとを、ぎりぎりまで見極めていたためでした。
お医者さんにでかけて帰郷できるかどうか判断していただき、郷里にいるあいだの応急のお薬を処方していただき、必要な品々をかばんに詰め、留守中のお仕事についてのメールの手当を終えた時点で、時間は金曜日の午後5時でした。これならだいじょうぶ、と、郷里に遅くなりますがこれから帰りますと電話をして列車に乗ってしまったのは正解であったようです。帰りも、父にいつもの駅よりひとつ先の駅までのせていって戴き、乗客の乗り降りの多い駅を避けて帰途につきました。
来週からは、約1週間の予定でワシントンに出かけることになっています。こちらについては後述することがあるかと思いますが、今年の5月も昨年のように、せわしなく過ごすことになりそうです。
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